「新しいことを始めても、いつも三日坊主…」
「やる気はあったはずなのに、どうして続かないんだろう?」
もしあなたがそう感じて、自分を責めているなら、ちょっと待ってください。
三日坊主になってしまうのは、決してあなたの意志が弱いからではありません。
実は、私たちの脳の仕組みや心の働きが深く関係しているんです。
こんにちは、ひまじろうです。
この記事を読んでいるあなたは、きっと「どうにかして三日坊主を卒業したい」
と願っているのではないでしょうか。
私自身も、これまで多くの「三日坊主」を経験してきました。
だからこそ、そのもどかしい気持ちがよく分かります。
今回の記事では、これまで数々の「三日坊主」に終わり、
そして努力して学んできた私の経験、さらには、長年アドバイスをしてくださった方々から
得た知識をもとに、なぜ私たちは「飽きてしまう」のか?
その脳と心のメカニズムを徹底的に深掘りしていきます。
この記事を読めば、以下のことが分かります。
- なぜ「飽き性」になってしまうの? 脳の自然な反応を知る
- 「飽きる」のはあなたのせいじゃない? 三日坊主と心理的要因の意外な関係
- あなたの「飽き性」は、実は「才能」かもしれない! そのヒントを掴む第一歩
自分の心と体がどのように反応しているのかを理解することは、三日坊主を乗り越え、
継続する力を手に入れるための、最初のそして最も重要な一歩となるでしょう。
さあ、一緒にその謎を解き明かしていきましょう!
【飽き性】の基礎知識:「熱しやすく冷めやすい人」のこと
「もしかして私、飽き性??」と感じているあなたのために、
まずは「飽き性」がどんな性質なのかを簡単に説明しますね。
「飽き性」とは一般的に「物事に飽きやすい性質」を表しますが、
最も分かりやすく言うと、
「熱しやすく、冷めやすい人」のこと
だと考えてみてください。
例えば、最近1年間の趣味や関心ごとを振り返ってみると、飽き性の人は小さなことでも
何かを始めています。
しかし、せっかく始めたとしても、すぐに興味が薄れてしまうため、
継続して何かを積み重ねるのが難しいと感じることが多いのです。
つまり、「飽き性とは?」という質問に簡潔に答えるのであれば、
「飽き性とは、熱しやすく冷めやすい人のこと」と言えるでしょう。
この前提を知っておくと、ここから先の「飽き性」への理解がスムーズになります。
なぜ「飽きる」のか? 脳の不思議な仕組みと関係
「飽きる」という感覚は、単なる性格の問題ではありません。実は、私たちの脳の仕組みと深く関わっているんです。科学的な視点から、その特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。
1. 「飽きる」は脳の自然な反応だった!
心理学では、「飽きる」という現象を「馴化(じゅんか)」や「心的飽和」という言葉で説明します。
2. 「新しいもの好き」の正体は、脳の「ドーパミン」!
「飽き性」には、脳の「報酬系」と神経伝達物質「ドーパミン」が深く関わっている特徴があります。
詳細はこちらで紹介しています。
「三日坊主」を招く、あなたの心に潜むワナ
「脳の仕組みは分かったけど、私の場合、気持ちの問題も大きい気がする…」
そう感じる方もいるかもしれませんね。
実は、「飽き性」という特性に加えて、私たちが無意識のうちに陥りがちな
心理的な要因が、「三日坊主」を加速させていることがよくあります。
1. 完璧主義の落とし穴:「少しでも違うと、もうダメ!」
あなたは、何かを始める時、「どうせやるなら完璧に!」と考えていませんか?
高い理想を掲げるのは素晴らしいことですが、それが「三日坊主」の原因になっているかも
しれません。
- 現実とのギャップに打ちのめされる: 少しでも計画通りに進まなかったり、思ったような成果が出なかったりすると、「あぁ、もうダメだ」と一気にモチベーションが下がり、途中で諦めてしまうことがあります。完璧なスタートを求めすぎて、結局何も始められない、というパターンも少なくありません。
2. ご褒美(報酬)が足りない!:モチベーションのガス欠
あなたは、目標を達成した時の大きな「ご褒美」はイメージできるけれど、
そこに至るまでの「小さなご褒美」は意識していますか?
- ドーパミン切れの危機: 脳はドーパミンという「ご褒美」物質を求めて活動します。しかし、長期的な目標の場合、達成までの道筋が遠く、途中で得られる目に見える報酬が少ないと感じると、脳は飽きてしまい、モチベーションのガス欠を起こします。結果的に「これ、やってて意味あるのかな?」と感じ、やめてしまうんです。
3. 即効性を求める心理:「すぐ結果が出ないと、やーめた!」
現代社会は、スマホ一つで何でも手に入る「即時性」の時代です。
私たちは無意識のうちに、物事がすぐに結果を出すことを期待してしまいがちです。
- 努力のプロセスをスキップしたい: 何かを習得したり、習慣化したりするには、必ずある程度の時間と地道な努力が必要です。しかし、すぐに結果が出ないと「これは向いていない」「効率が悪い」と判断し、簡単に諦めてしまう傾向があります。
4. 自己肯定感の低さ:「どうせ私にはできない…」
過去の三日坊主経験が重なり、「自分は何をやっても続かない人間だ」と思い込んでいませんか? 自己肯定感が低いと、新しい挑戦への一歩が重くなったり、小さな失敗で簡単に心が折れてしまったりします。
- 負のループにはまる: 「どうせ失敗するだろう」というネガティブな自己イメージが、実際に失敗を引き寄せ、それがさらに自己肯定感を低下させるという悪循環に陥ることがあります。
まとめ:あなたの「飽き性」は「才能」の証かも!
「飽き性」って、一見すると「継続できない性格」の問題だと思われがちかもしれません。
けれども、それは単なる性格の問題ではなく、脳が新しい刺激を求め、学習し、
成長していくための自然な行動であり、
私たちの心に潜む様々な心理的要因によっても左右されていることが
お分かりいただけたでしょうか。
特に、脳の特性も深く関わっており、これは人がいろいろな環境に適応し、
進化してきた過程で培われた能力ともいえるのではないでしょうか。
あなたの「飽き性」は、必ずしも克服すべき欠点ではありません。
もしかしたら、新しいものへの探求心が強い、変化への適応能力が高いといった、
眠れる才能の証かもしれませんね!
この特性を深く理解することで、「なぜ飽きるのか」という疑問が解消され、
どのようにすればもっと快適に、そして効果的に物事に取り組めるかが見えてくる
はずです。
今回の原因分析を踏まえ、あなたの「飽き性」という特性を、
あなたの「強み」に変える具体的なヒントや、継続するための実践的な方法について
今後も深掘りしていきます。どうぞお楽しみに!