「あー、今日も面倒くさい……」

パソコンをパタンと閉じるたび、心の中でそんな言葉がこぼれます。
申請の受付、終わりなきExcel作業、上司からの「あの書類どこだっけ?」というお決まりの質問。

世間では「丁寧な仕事」が美徳とされるけれど、飽き性で根性のない私は、頑張るのを早々にやめました。私が代わりに始めたのは、「いかにして、だらだら過ごす時間を増やすか」という壮大な実験です。

「面倒くさい」は、改善のガソリン

正直に言うと、私はずーっとだらだらしていたいんです。 でも、この「面倒くさい」という負の感情は、事務プロにとって最強のガソリンになります。

「これを毎日やるなんて無理!」という絶望を、根性で乗り切るんじゃなくて、ツールや仕組みでなぎ倒す。そんなズルくて賢い仕事圧縮術を、最近は楽しんでいます。

とはいえ、効率化したいのは「作業のプロセス」であって、「成果物の品質」ではありません。 特に申請受付という役割上、誰が受けても同じ結果を出せる「均一さ」を守ることは、自分自身の心の平穏を保つためにも不可欠でした。

100点で返される「理不尽」への対処法

かつては「どうせ帰ってくるから一度60点でいいや」と手抜きをしては、相手のこだわりを上乗せされて100点(+修正の手間)で戻ってくる……なんて失敗ばかりしていました。そのたびに「もっと早く言ってよ!」と心の中で叫んだものです。

自分が考える理想と現実の成果物、上司から要求する成果物の差のグラフ

でも、最近はビジネス本で読んだ「資料作成は構成案で認識を合わせる」という手法を参考にしています。 いきなり作り込まず、まずは相手とゴールを握り合う。結果として、これが一番の近道で、一番の「面倒回避術」でした。

「忙しいときは削減していいよ」と言われたけれど、それでも自分の納得いくラインを下回るものを通すのは気持ち悪い。かといって、残業して完璧を目指すのも違う。

自分なりの「落としどころ」を探す

結局、効率化と丁寧さのバランスに、唯一無二の正解なんてありません。上司のタイプも、チームの空気感もそれぞれです。

効率と納得感のあいだで綱引きをしながら、明日もまた、デスクという実験室で静かに試行錯誤を繰り返す。 そんなふうに、自分なりの「落としどころ」を探し続けることが、この面倒なデスクワークを、少しだけ愛おしいものに変えてくれるのかもしれません。

今日から、少しずつ「面倒くさい」を仕組みで消していきませんか? 余った時間は、あなたがあなたらしくいるために使ってあげてくださいね。

ABOUT ME
みっか
自他共に認める「三日坊主」な事務職。 「根気が続かないなら、道具と仕組みに働かせればいい」をモットーに、事務代行 mikka office を運営しています。 FP3級(2026年6月取得)やITパスポート(2023年9月取得)の知識を活かし、長年愛用する定番から新導入の注目アイテムまで、意志の力に頼らない効率化の仕組みを検証・発信中です。