疲れた夜の限界そうめん。我が家の定番「揖保乃糸」と、譲れないネギのハナシ
ざっくり言ってしまえば、「平日の夜、とにかく疲れたときは、つべこべ言わずにそうめんをすすっとけ!」というお話です。
限界の夜を救う「揖保乃糸」という選択
仕事が終わって家に帰り着き、気力も体力も底をついているような夜。そこから真面目に献立を考えて自炊するなんて、正直言って無理があります。そんな限界な日の我が家の救世主が、そうめんです。
ちなみに、我が家が常備しているのは圧倒的に「揖保乃糸(いぼのいと)」です。
あのツルッとした喉ごしと、細いのにしっかりしたコシ。これさえあれば、限界の夜のご飯がちょっといいものに思えるから不思議です。
我が家では夏に限らず、平日のお助け食材として常にストックしています。実は今、残り2袋になっていて、内心ちょっと焦っているところです
実は我が家には大のそうめん好きがおりまして、好きが極まりすぎて、以前兵庫県にある揖保乃糸のテーマパーク「そうめんの里」まで行ったことがあるほどです。そこで食べた茹でたてのそうめんは、言葉を失うくらい本当に美味しすぎました……。
そんな「そうめんへの愛」があるからこそ、家での限界そうめんにも、ちょっとした葛藤が生まれます。
玄関での葛藤、そして水耕栽培の妄想
本当は、1分でも早く横になりたいんです。めんつゆだけ、あるいはチューブの生姜をちょっと乗せるだけで済ませれば、包丁もまな板も出さなくていい。
「洗い物を増やしたくないなら、今日は薬味なしで食べなよ」と、頭の中のもう一人の自分がささやいてきます。
そもそも、冷蔵庫にネギがない日は、「小ネギのためだけに、わざわざもう一度靴を履いてスーパーに行くべきか……?」という、ものすごい葛藤が玄関で始まります。
家で水耕栽培でもして、キッチンで無限にネギを収穫できるようにしようかと本気で検討するほどなのですが、結局そこまでする気力もなく、いつも妄想で終わってしまいます^^
……だけど、万能ネギが綺麗に浮いていないめんつゆを想像すると、どうしてもどこか寂しくて、物足りない気がしてしまうのです。私にとって、あのシャキシャキした青ネギの香りは、そうめんの美味しさを決定づける絶対的な主役です。
たかがネギ、されどネギ。
結局、葛藤の末に私はキッチンでまな板と包丁を取り出します。そして、冷蔵庫から出してきた万能ネギをトントンと刻み始めます。
疲れているはずなのに、不思議とネギを刻んでいるその一瞬だけは、少しだけ心が落ち着く時間でもあります。切り立てのネギのみずみずしい香りがふわっと広がると、「ああ、やっぱり妥協しなくてよかった」と、食べる前から確信します。
器に盛った揖保乃糸に、刻みたての青ネギをどっさりと乗せた瞬間に、ただの「手抜き限界ご飯」が、一気に「自分のためにちゃんと用意した美味しいご飯」に格上げされるのです。
平日の夜、すべての家事を完璧にこなすのは絶対に無理です。1本目のサラダのように、とことんサボる日があっていい。とにかく、そうめんをすすって生き延びられたらそれで大正解です。
けれど、全部をあきらめてしまうのではなく、「ここだけは譲れない」という自分なりの小さなこだわりを一つだけ守ること。
その小さなわがままを叶えてあげることが、ヘトヘトになりながら仕事をがんばる平日の夜、自分の機嫌を自分で取るための大切な儀式になっている気がします。
