事務職として、1日8時間、デスクの前に座り続ける仕事を続けています。

それは、私が想像していた以上に過酷な労働形態でした。以前の私は、夕方になると決まってやってくる腰のつっぱりに耐えていました。

痛みのせいで思考は細切れでブツブツと途切れました。定時の頃には、朝の姿勢よりズルズルと下に下がった状態で、心も体も疲れ切ります。

ブログを書くどころか、副業のアイディアを寝る気力さえ残っていませんでした。

そんな状態で仕事を続けるうちに、飽き性な私は気が付きました。

自分の身体の改善を運動で解消するのは無理だ。絶対に続かない。それなら、姿勢の改善が見込める椅子を導入すれば解決するだろう!と考えたのです。

そうして熟考の末、私のデスクにやってきたのが、イトーキのサリダ YL7Rです。

今回は、飽き性な私が、インターネットの端から端まで確認した末に購入したオフィスチェアをご紹介します。サリダ YL7Rを90日間ガチ検証した結果を確認して、デスクワークの最適解を選択してください。

90日間で、私の夕方の身体が変わったのか?

90日間使用した結果、以下の3つの変化がありました。

  • ひじの痛みからの解放:ひじの重さから解放されて、マウス操作が楽になりました。デスクの高さと肘置きをそろえることがポイントです。ひじと手首の痛みが消えました!
  • 集中力の持続: 「座るのが辛い」というストレスが消え、午後の入力作業のミスが激減。
  • メンタルの安定: 「良い道具を使っている」というプロ意識が、単調な事務作業を前向きに変えた。

サリダチェアの背もたれは、体重の移動に合わせて体をしなやかに支えてくれます。

これがなぜ効率化につながっているのでしょうか。

理由は「座る」という行為にかかる余計なエネルギーを、極力低減してくれているからです。

1日中座っていても、身体が限界を迎えなくなったため、結果として定時になったときの疲労感が劇的に減りました。夕方以降も体力が残っているので、この空いた時間を活動的に過ごせています。

この余力がブログを書き、将来へのスキル投資への原動力になっています。

自分の身体の悲鳴に気づいて、ダメージを蓄積しないために

正直、自分の身体のことを考えても、2~3万円の椅子は、私にとって大きな出費でした。

しかし、最終的に痛みに耐えられず整体に椅子代以上に駆け込んだ結果、断言できることがあります。

今の椅子に座り続ける方が、後々の負担が大きくなります。

身体は資産で、すり減っている

事務職にとって、身体(特に腰・肩・首)は仕事を支える大切な「資本」です。

椅子選びにもエネルギーがかかりますよね。自覚はあるものの、1ヶ月、3ヶ月と先延ばしにしている間も、今の合わない椅子は腰や首をじわじわと削り続けています。

一度痛めた身体を元に戻すには、2~3万円以上に、整体代や通院時間が必要になります。それだけではなく、私たちの身体は一つしかありません。

いつまでも我慢を続ける辛さ

「まだ我慢できる」という思いは、身体にとって借金の利息のようなもの。

夕方の疲れ、翌朝の身体の重さ……。これらはすべて、デスクワークという身体に一番合わない動作をし続けていることで発生しているダメージです。

早めに自分に合った椅子に切り替えることは、そのダメージを完済して、毎日をプラスの状態でスタートするための必要な決断でした。

3. 集中力という「機会損失」が発生している

『腰が痛いな』と意識が逸れた瞬間、事務作業の効率はガタ落ちしていました。

ミスをすると、当然落ち込んでいました。購入して振り返れば、身体を改善することで、「あのミスが減っていたかもしれない」と考えることもありました。

失われた時間とメンタルを金額に換算すると、2~3万円は先に払っておけばよかったと思います。

※実物を見てから決めたいところですが、イトーキの製品はオンラインが主流で、在庫状況は刻一刻と変わります。

『あとでチェックしようと思ったら売り切れていた……』と後悔する前に、現在の在庫をサクッと確認しておくのがおすすめです。

【他社比較】なぜニトリでもコクヨでもなく「イトーキ」を選んだのか?

最初は「椅子なんてどれも同じ」と予算1万円で探していました。

しかし、最終的にイトーキを選んだのは、予算や経費を扱う「事務プロ」としての耐用年数を考えたからです。

イトーキ(ITOKI)とは

1890年創業、日本を代表する老舗オフィス家具メーカーです。家具の製造にとどまらず、働く人の姿勢や健康を科学的に分析した「人間工学」に基づく設計に定評があります。

ニトリとの違い ―家庭用

「お値段以上」は確かです。YL7Rの購入前は、ニトリの900円のスツールを愛用していました。転職活動もこれで乗り切りました。

ですが、それは「1日数時間」のリラックスを想定したもの。

1日8時間、年間2,000時間近く座る事務職の現場では、数ヶ月で座面がヘタるリスクがありました。「イトーキを選ぶ特別感」と「コスト」を考え、最初からオフィス専業のイトーキを選ぶのが「最短ルート」だと判断しました。

コクヨ・ハーマンミラーとの違い ―高級路線

10万円超えの椅子は確かに素晴らしいです。デザインが素敵ですし、余裕があればこの椅子にしたいと思ったかもしれません。

しかし、FP3級を学び、家計管理も大切にする私にとって、それは「過剰投資」と感じていました。

3万円以下で「必要十分な機能」がすべて揃っているイトーキが、私にとって、オフィスワークを快適に行う上で、最適解でした。

2万円前後の椅子は選択肢が多すぎて、選ぶだけでも一苦労です。

私は機会損失で後悔するのが嫌でした。そのため、主要メーカーの候補をリストにし、実務に耐えうるスペックかをメーカーごとに精査しました。

【社内比較】なぜイトーキの中で「YL7R」だったのか?

イトーキに決めてからも、サリダシリーズ(YL6, YL8, YL9など)の中で、種類が多く迷いました。

その中で、私が「YL7R」を相棒に選んだ決定打は、譲れない「優先順位」でした。

私の優先順位:①アームレスト ②座面 ③リクライニング

なんと、上位モデルのYL9より安いのに、アームレストの調整自由度はYL7Rの方が高い。まさに『実務特化型』のコスパモデルなんです。

YL9のベンディングシートや樹脂メッシュは確かに魅力的でした。しかし、『ひじの痛みを消す』『お尻を支える』という実務上の目的を果たすなら、YL7Rで十分だと感じました。

浮いた1万円で、さらに身体をケアする『良いマウス』や『フットレスト』を揃える方が、トータルの事務環境は劇的に向上させたい。

このような視点でコスパを考えた結果、私はあえてYL7Rを選びました。

項目サリダ YL7R(本命)サリダ YL9(上位)
価格目安約2.3万円〜約3.5万円〜5.5万円
座面素材高密度ウレタン5.3cm高密度ウレタン3-4cm
ベンディングシート内蔵
アームレスト3D
上下1cm:7段階
左右18°最大36°

前後最大5cm:10段階
1D(9段階:上下9.8cm)
重量約16.5kg約21.5kg
デザインシンプル・実用的スタイリッシュ・先進的
イトーキ サリダ YL7RとYL9の比較スペック表

補足】部屋をすっきりさせたいなら、あえて「ヘッドなし・肘なし」も大いにアリ!

本記事では、私のひじの痛みを消すために「フル装備(ヘッドレスト・アームレストあり)」をおすすめしていますが、実はYL7Rには「ヘッドレストなし・肘なし」のミニマルなモデルも用意されています。

実際に、以下のような環境の方には「なし・なしモデル」の方が隠れた人気となっています。

  • デスクの下にすっぽり収納したい方:引き出し付きのデスクなど、肘掛けがあると引っかかって椅子がはみ出てしまう場合に最適です。
  • お部屋の圧迫感を減らしたい方:ヘッドレストがないだけで背もたれが低くなり、ワンルームでも驚くほど空間が広くスッキリ見えます。
  • 特定の作業スタイルの方:椅子の上であぐらをかきたい方や、自宅でギターなどの楽器を弾く方(肘掛けが楽器に当たらないため)にも愛用されています。

フル装備版よりもさらに価格が抑えられるため、「YL7Rの優れたクッション性や背もたれのサポート力は欲しいけれど、部屋のスペースを最優先したい!」という方は、あえて引き算した「なし・なしモデル」を選ぶのも賢い選択肢ですよ。

あれこれ悩むより、公式ページで今の価格を見るのが一番の近道です。最短ルートで判断するために、今の状況をサクッと確認してみましょう。

今回レビューしたフル装備版(ヘッドあり・肘あり)はこちら

お部屋すっきり省スペース版(ヘッドなし・肘なし)はこちら

優先順位① アームレスト

YL7Rに詰め込まれた「高さ調整機能」が、私には必須でした。

作業中、マウスを持つ手が上げるのが辛く、購入の際には一番気にしていたかもしれません。デスクと高さを1cm単位で揃え、腕の重さを椅子に預ける。この機能があるのが、YL7Rでした。

優先順位②座面

上位モデル(YL9等)はメッシュ素材でスタイリッシュです。

対するYL7Rは厚みのあるクッション座面で、「冷え性」や「包み込まれる安心感」を重視する人はこちらを選ぶと思います。

冬にスツールを使用していて、お尻ががちがちになった私には、YL7Rのほうが向いていました。

優先順位③リクライニング

YL7Rのリクライニングは、仕事の合間に「うーん!」と深く背伸びをするのに十分な深さがあります。

購入してみて、上位モデルに引けを取らない「もたれ心地」が、この価格で手に入ることに驚きました。

最終YL7RかYL9で迷いましたが、価格とのバランスや機能性が条件に合っていたため、YL7Rを選択しました。YL9の洗練されたデザインに憧れはありましたが、やはり機能性が第一でした。

椅子を購入した時にすること

サリダ YL7Rを使用する際に、組み立てまで考えていませんでした。届いたときに驚いたのは、意外と組み立てがラクだったこと。高さ調整など、自分に合った設置をして、最高の相棒にできました。

1. 組み立ては「20分」

大きな箱で届きますが、構成パーツはシンプルです。私は一人で組み立てましたが、20分ほどで完成しました。※もちろん説明書に記載のある人数で組み立ててくださいね。

ポイントは「軍手」を用意すること。ネジを締める際に力が入りやすく、怪我も防げます。

重量(約16.5kg)があるため、床を傷つけないよう届いた箱を敷いて作業しました。

2. アームレストの調整

完成したら、すぐに座って終わりではありません。

私が一番重要視していた、自分のデスクの高さに合わせて、アームレストを1cm単位で調整します。

デスクとアームレストがフラットになった瞬間、腕の重さが椅子に分散され、ひじの痛みから解放されました。

【90日後の本音】「2.3万円の投資」は正解だったのか?

導入から3か月(90日)。毎日8時間、私の体重を支え続けてくれたサリダ YL7Rを改めて見直しました。

座面のへたりは?

一番心配だった「座面のヘタリ」。

想定通り、3か月経った今も、あの厚みのあるクッション性は健在です。安い椅子ならそろそろ底付き感が出る頃ですが、「高密度ウレタン」は、私のお尻を救い、今も私のシゴトをしっかり支えてくれています。

身体の変化は?

当初は「肩を上げるのも辛い」状態でしたが、今では可動域が広がり、仕事中の息苦しさも消えました。

整体に通い始めたタイミングと重なったこともあり、「整体で修繕し、サリダで維持する」という最強のサイクルが出来上がっています。

先生からも「良い状態がキープできていますね」と合格点をいただいています。

購入した結果、「必要経費」でした

もしまだ90日間迷い続けていたら、今頃私の身体はどれだけのダメージを負っていたでしょう。考えると本当に恐ろしいです。

★2~3万円を365日で割れば、1日わずか63円

お菓子1個分の投資で、事務プロとしての「健康という資産」を守り、仕事のミスを防げていると考えれば、かかった費用も納得です。

【注意点】購入前にチェックすること

サリダ YL7Rは私の最高の仕事道具ですが、買ってから準備不足を後悔しないよう、「事前の準備」も大切にすればよかったと思っています。

買ってから気づいたので、すぐに椅子を使い始められませんでした;;

導入前に確認すべき3つのポイントをまとめました。

1. 床の保護は必須だった

本体重量が約16.5kg、そこに自分の体重が加わります。キャスター付きなので、フローリングに直接置くと傷や凹みの原因に。賃貸の方は特に、チェアマットをセットで準備することをおすすめします。

特に高機能な椅子を導入するなら、16kg(+自分の体重)を超える椅子は、対策なしではフローリングに思わぬダメージを与えてしまうかもしれません。

2~3万円の椅子への投資を退去時の「床の修繕費用」で後悔しないようにしてください。16kgを超える重量級の椅子を迎え入れるなら、賃貸・持ち家ともに対策は欠かせないと思います。

2. 組み立てスペースの確保

パーツ一つひとつがしっかりしているため、梱包箱もかなり大きいです。狭い場所での組み立ては怪我やミスの元です。

畳2畳分ほどの十分なスペースを確保してから開封しましょう。

3. 「重さ」という信頼の裏返し

安定感がある分、椅子そのものは重いです。

2階の部屋に運ぶ場合などは、無理をせず誰かに手伝ってもらうか、箱からパーツを出して小分けに運ぶ工夫が必要です。無理をして腰を痛めては、本末転倒ですからね。

これら3つのポイントさえ押さえれば、サリダ YL7Rはあなたの事務生活を劇的に変えてくれます。

2~3万円を365日で割れば、1日わずか63円。、小さいお菓子が買える金額ですね。

その一瞬の甘い満足感を、未来の自分の「身体」への投資に回してみると考えれば、自分も購入しやすく感じました。スイーツの満足感は一晩で消えますが、サリダがもたらす「身体の軽さ」は、この先何年も私の仕事を支えてくれるはずです。

実は、2.3万円の投資を渋っていた頃、私は「900円のスツール」で凌ごうとした過去がありました。一見するととんでもなく節約に思えますが、購入して振り返ると、これは最大級のやせ我慢でした。

もしあなたが、価格重視のチェアや、包み込まれるようなデザインの「ゲーミングチェア」と迷っているなら、少しだけ慎重になってほしいのです。

自分に合った仕事環境を整え、最大限に活躍する

ここまで読んでくださった方は、きっと今の仕事環境や椅子の状態に限界を感じていると思います。私が次回もし購入するのであれば、以下のステップで進めていきます。

  1. まず「在庫」をチェックする:サリダ YL7Rは人気モデルです。まずは現在の価格と在庫を確認します。
  2. 1日100円以下の投資を決断する:1日わずか65円。今日からドリンクやお菓子1個をお休みして、未来の自分の「健康資産」へ振り替える決断をする。
  3. 整体代を「維持費」に変える:痛くなってから直すのではなく、痛くならない環境を作る。それが一番の節約だと捉えておく。

「もっと早く買っておけばよかった」——。購入した時に痛感した時に思いました。

最終的な判断は、実際のページを見てからでも遅くありません。『自分に本当に合うかな?』という直感を確かめに、詳細をのぞいてみてくださいね。

あなたのデスクワークが、明日からもっと軽やかで、誇らしいものになりますように!


次に読む記事道具ひとつで、仕事の疲れは劇的に変わります。
今回ご紹介したアイテムのほかにも、事務プロの視点で選び抜いた「事務プロの相棒」たちがたくさんあります。それらをどう組み合わせて「疲れを最小限にする仕組み」を作っているのか、私のカバンの中身をすべて公開しました。

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みっか
自他共に認める「三日坊主」な事務職。 「根気が続かないなら、道具と仕組みに働かせればいい」をモットーに、事務代行 mikka office を運営しています。 FP3級(2026年6月取得)やITパスポート(2023年9月取得)の知識を活かし、長年愛用する定番から新導入の注目アイテムまで、意志の力に頼らない効率化の仕組みを検証・発信中です。